突然起きてしまったこと
2018年12月某日 それまで体調に問題がなく、普通に家で過ごしていた母が緊急手術をすることになりました。
救急車で地域の大病院へ搬送され、そのまま緊急手術が行われました。
原因は心臓の血管に関するものでした。
一命はとりとめたものの、今までと同じような生活には戻れそうにありませんでした。
術後の母の状態
術後、急性期、回復期とリハビリを受けていた母ですが、要介護度の認定で5となる状態でした。
食べようという意欲が不安定で、栄養摂取が口からは難しかったので、胃ろうの手術をうけました。
回復期のリハビリで、自分の足で歩くことはできるようになりましたが、身の回りのことはすべて介助が必要でした。
建て替えを決意した理由
当時、母と私との二人暮らしでした。父はすでに他界し、妹は他県に嫁いでいます。
当時の家は2階建て6DKの築50年の家でした。
当時から使っていない部屋も多く、廊下の温度がほぼ外気温であり、トイレへの導線、要介護者が家の外に出る時の導線もよくありませんでした。
建て替えを決意した理由は、以下のよう気持ちや、当時の家の状態からでした。
- 母の状態が回復期のリハビリよりもよくなる可能性は少ない。
- その状態ということをふまえて、母を介護しながら家で一緒に過ごしたい。
- 家の中でさえ、心臓に負担をかけるヒートショックが起きてもおかしくない。
- 導線があまりよくないのと、廊下が狭いのでトイレ移動などの介助がむずかしい。
- 駐車場から家に入る導線にも階段があり、車椅子での移動もむずかしい。
- 介護生活がどのくらい続くかも分からない中で、介護しづらいというストレスは貯めたくない。
